第3回山口国際交流芸術祭
平和は、常に人類の願いであり、幸福の源ですが、世界は今不安定な状況にあります。この混迷を深める現代に「世界の人々の幸福と平和の輪」を山口から広げるため、「平和と祈り」を基本テーマに「山口国際芸術祭2005」を企画しました。今回は、被爆60年の節目の年を迎えたピアノを中心にした「平和と祈りコンサート」及び文明の衝突と交流をテーマにした映画「永遠(とわ)の語らい」とを鑑賞していただき、「平和の尊さ」を一緒に考えました。
私達のイベントは、過去2回は「山口国際交流映画祭」として開催してきましたが、今回から映画に加え、音楽、ダンス等にも対象を広げ、芸術祭としましました。
2005/7/9(土)山口県立大学 講堂
■被爆したピアノによる「平和と祈り」コンサート14:30~
・ピアノ(中村佳子)
・合唱(レジナ・チエリ合唱団)
・ソプラノソロ(ソプラノ/荒川順美)
・モーツァルト ピアノ協奏曲第23番K.488(ピアノ/刀根由貴子、指揮/清水宏之、山口大学管弦楽団)
大正後期製造、昭和20年8月爆心地から2キロメートルの広島市内の小学校で被爆したピアノを中心に、地元の演奏家とコンサートを行いました。
■映画「永遠(とわ)の語らい」19:00~
(2003/ポルトガル・フランス・イタリア合作/監督:マノエル・ド・オリヴェイラ)
95歳の巨匠オリヴェイラが描く「ヨーロッパの文明はこれからどこへ行くのか」新たなるその道を探ろうとする母と娘の地中海を巡る船旅は、長い人間の歴史と文化の足跡を辿る遥かなる時空の旅だった。
2005/7/10(日)山口情報芸術センター スタジオA
■社交ダンスパフォーマンス 14:00~14:20
こいね会舞踊学院よる、イギリスの流れをくむヨーロッパのエレガントな社交ダンスのパフォーマンスと南アメリカのダンス上演。
■映画「永遠の語らい」14:30~