第2回山口国際交流映画祭
2004年5月14日(金)から16日(日)の3日間、山口情報芸術センター及び山口県立大学講堂で開催しました。
第2回は、ヨーロッパ映画とその国の関連イベントを通じて・ヨーロッパの国々が育んできた倫理観・連帯感・愛をテーマに取り上げ、多元的な世界、多様性の大切さ・人々の温かいふれあいを感じてもらえるような映画祭にしました。
これらの映画では「人間一心の交流」をテーマにして、「泣いた・笑った・元気になった」をキャッチフレーズに、会場の皆さんと感動を共有できる空間を体感していただきました。
2004/5/14(金)ドイツの日
山口情報芸術センター
■ドイツ文化講演「ドイツから・文化の今」18:00~
(大阪ドイツ文化センター館長ペトラ・マトゥシェ)
2005年~06年にかけての「日本におけるドイツ年」についての事業説明や、ドイツの芸術、文化政策、ドイツの魅力についての紹介。
■映画「飛ぶ教室」19:15~
(2003/ドイツ/監督:トミー・ヴィガント)
ドイツの国民的作家エーリッヒ・ケストナーの最高傑作品の映画化。転校生ヨナタンを中心に寄宿舎生活を送る個性あふれる5人の仲間が、隠れ屋で偶然見つけた古い芝居の台本「飛ぶ教室」をクリスマスの発表劇の為に、ラップやダンスでリメイクし、ミュージカルとして上映するまでを描いた物語。人を愛することの大切さを暖かく伝えてくれました。
2004/5/15(土)スペインの日
■スペインの音楽「スペイン歌曲とギターによるミニコンサート・オーレ!」14:00~
(ソプラノ澄川孝子・ギター中野義久)
県立大学フラメンコ部の華やかな踊りに続いて、スペイン歌曲とギターによるミニコンサートで、「アルハンブラ宮殿の思い出」やスペイン民謡の調べで会場を魅了しました。
■映画「めざめ」15:15~
(2002/フランス、ベルギー,スペイン,スイス合作/監督:デルフィーヌ・グレーズ)
スペインからフランスへ。ラテンの調べに導かれ孤独な人たちが出会い、お互いの愛にめざめる家族再生への旅路。愛と死についての大河ドラマであり、同時に喪失、回り道、幻影、そして新しい自分と出会う、誰もが誘われる旅の情熱的な詩。
2004/5/16(日)イギリスの日
■イギリス文化講演「ガーデニングに見る英国のライフ・スタイル」14:00~
(元英国政府観光庁職員 現英国センター代表長谷川洋子)
映画に関連した英国独特な「ガーデニング文化」と日常の生活についてのお話を市民に伝えました。
■映画「グリーンフィンガーズ」15:15~
(2000/イギリス/監督:ジョエル・ハーシュマン)
女王主催のフラワーショーに出場した、「イギリスでベルフラワーを育てる自由!」)(ポーラ・デイツ1998年)というイギリスの囚人達が行っているガーデニングについてのお話を基にした作品。美しく繊細な一輪の花と無骨な男たちという、対照的な2つのイメージをモチーフに、笑いと感動溢れるヒューマン・ドラマ。