山口国際交流芸術祭 ブログ

第12回は終了しました。

第12回は終了しました。

第12回山口国際交流芸術祭は、
26日の映画「クロワッサンで朝食を」で終了しました。

コンサートと映画上映にご来場いただきありがとうございました。
来年も7月に第13回を開催したいと考えています。
今後もご支援いただきますようお願いします。

山下清展

山下清展

放浪の天才画家「山下清展」が、山口県立美術館で始まりました。
恒例のテープカットでオープンです。

私の個人的感想ですが、
このテープカットのセレモニーはどの様に何時頃から始まったのか、
大真面目で皆さんが取り組まれているのを見るにつけ、
何時も疑問に思ってしまいます。

初日の良さは、学芸員の説明があることです。
本日の説明は、斉藤副館長。
副館長をパチリと撮ったという事でかんべんしてもらって・・・。

私たちの年代は、小学生の頃、町の中心にある展示会で
学校から「山下清展」を見に行きました。
私の妻は、本人からサインをもらったそうです。

昔の懐かしさと共に山下清の世界を鑑賞しました。

テューバ・リサイタル

テューバ・リサイタル

山口市クリエイティブ・スペース赤れんがで、テューバ・リサイタルがありました。テューバがメインの演奏会は珍しいですね。テューバは、モスクワ音楽院卒のグレーゴリー・ディアチェンコさんモスクワで音楽活動を行っている若手演奏家。とてもフレンドリーなお人柄です。ピアノは、山口市出身でモスクワ音楽院に留学して研鑽を積んだモスクワ在住の手嶋沙織さん。1部はアメリカと日本の曲ハダット:テューバのための組曲プローグ:テューバソナタ第1楽章日本の名曲より2部はロシアの曲を集め、ブラゼヴィッチ:トロンボーン協奏曲第7番レベデフ:テューバ協奏曲第1番ブロドフスカヤ:「カリンカ」の主題による変奏曲曲間では、手嶋さんのトークもあり、ロシアのお話がありました。ウクライナでは、今悲惨な状況が続いています。ロシアに逃れている難民に対し、手厚い保護を与えている事等は日本では全く報道されていない。日本で報道されている状況とは違う事を悲しんでいました。アンコールでは、日本の歌”ふるさと”でした。彼女の様に日本を離れ、ロシアで生活しているとこの曲に対する気持ちは私たち以上のものがあるのでしょう。手嶋さんは、2012年の第10回山口国際交流芸術祭でモーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467を演奏していただきました。

これからの若いお二人の活躍、成長を期待したいと思います。花束をテューバに詰めて、ご退場でした。今日のテューバ・リサイタルは、7月26日(土)14時~川棚の杜「コルトーホール」でも行われます。また、手嶋沙織さんのピアノリサイタルが、ラフマニノフの曲を集めて8月16日(土)14時~山口市クリエイティブ・スペース赤れんがで行われます。

コルトーホール

コルトーホール

アルフレッド・コルトー(1877~1962)と言うピアニストをご存知でしょうか?
主にSPレコード時代に録音・演奏活動をし、活躍したフランス人で、
ショパン、シューマンのロマン派の曲を得意としました。
このコルトーの名前を付したホールが下関市豊北町にあります。

昭和27年(1952)に来日、日本各地でコンサートを開催。
山口県では、下関と宇部で公演を行いました。
宿泊は、川棚温泉でした。
ホテルの窓から望む響灘と厚島の美しい景色に魅せられ、
この島を買いたいと交渉。
当時の村長は、「永久に住むのであれば差し上げましょう」と快諾しました。
以来、厚島は「孤留島(こるとう)」とも呼ばれるようになりました。

ピアノの背景にある絵もその島を描いています。
この日は、ピアニスト杉谷昭子さんをご案内。
早速コルトーが得意だったショパンの曲を弾かれました。

このホールは、もともとコンサート目的に作られたものではありません。
コルトーの話が、フランスからもたらされ、
コルトーの日本の愛弟子、コルトーの音楽を愛する評論家、
川棚温泉地域の方々の協力により、
現在のような状況となりました。
この施設は、下関市川棚温泉交流センター 川棚の杜 です。
http://www.kawatananomori.com/

「川棚・コルトー音楽祭」も開催。
音楽を中心にした日仏交流、音楽活動が行われています。

ホールの前にコルトーの肖像があります。
コルトーが宿泊し、厚島を見て、感激した位置だそうです。

像の目線の先には、ご執心だった厚島、「孤留島(こるとう)」があります。

50年、そしてフランス・日本の時空を超えてコルトーホールが作られ、音楽祭が行われ、人々が集う現在があります。音楽の力、縁を強く感じさせれらました。 

鉄道を楽しみました

鉄道を楽しみました

ヨーロッパ芸術祭のコンサートが終わり
疲労回復を兼ね妻と川棚温泉に行きました。
主目的はコルトーホールを訪ねる事でしたが、
川棚温泉周辺も楽しみました。
先ずは好きな鉄道を見に。

山陰本線川棚温泉駅での夕暮れ時の風景です。

下関方面に去っていきました。

川棚一泊後の帰りには、
美祢市大嶺のギャルリとりのこ http://blog.livedoor.jp/fuu77/ によりました。
前を美祢線が走っており、ラッキーな事に
復活なった美祢線の列車を見る事ができました。

では明日はコルトーホールをご紹介します。

コンサート舞台裏

コンサート舞台裏

コンサートには、お客様には見えない部分が沢山あります。
今回は、それをちょびっとご紹介します。
ピアノを定位置に置いて

指揮者もバランス等をチェック。
その脇ではピアニストが最後のおさらい
ピアニストは、自分のではなく、ホールの楽器ですから
早く慣れねばと、その点でも大変です。

出番を舞台の袖で待ちます。
演奏への緊張と期待が同居です。

ステマネ(ステージマネージャー)君が
入場、退場、照明のタイミング等を仕切ります。
台本を熱心に読んでます。向こうは影アナさん。

こちらは、演奏が終わった県大吹奏楽BLAZEの皆さん
ピースのポーズで、もうリラックスです。

恒例の打ち上げ。この時のために参加するとの冗談も出ます。
今回の事、来年第13回の取組について等々意見交換です。

県立大学生の参加者、まだお酒は飲めない歳です。
来年は・・・!?

助成していただいた山口きらめき財団のコーナーです。
私たちの様な学生、一般市民参加型の企画には
助成団体にはお世話になります。

西洋音楽発祥の地山口~ヨーロッパ特集コンサート

西洋音楽発祥の地山口~ヨーロッパ特集コンサート

7月12日(土)15:00~17:30 、山口県立大学講堂(桜圃会館)で開催。
今年は、第12回となりました。
台風来襲や大雨の間隙をぬって
天気にも恵まれてのコンサートとなりました。

協奏曲は、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73「皇帝」
ピアノソロは、徳冨信恵さん

山口県立大学吹奏楽団BLAZEは、
ベルギーの作曲家ヴァンデルローストの曲2曲と
今年の上半期の映画業界を席巻したディズニー映画「アナと雪の女王」の挿入歌です。
指揮は、山口県立大学3年生中村諒汰君。日頃はクラリネットを吹いてます。

第3部は、ヘンデル:「メサイア」抜粋
全曲演奏を目指しての今年は2年目です。

アルトは山本洋子さん、コーラスのメンバーの一員です。

指揮:清水宏之氏、山口大学管弦楽団・防府弦楽合奏団・一般市民、
山口国際交流芸術祭合唱団 の皆さんでした。

ご来場のお客様、会場での裏方支援のボランティアの皆さん
ご支援ありがとうございました

前日のリハーサル

前日のリハーサル

本番の前日ですので会場の山口県立大学講堂で、リハーサルを行いました。

18時からは冷房が切られ、まさに汗だくの熱演です。
高音域のトランペットも輝いて響いていました。

最後のチェックに余念のないピアニスト、アルトソロ指揮者等々参加者の皆さんでした。

コンサートの内容は以下のとおりです。
初夏の新緑に囲まれた山口県立大学へお出かけください。

「西洋音楽発祥の地山口~ヨーロッパ特集コンサート」
 日 時:2014年7月12日(土) 15:00~17:30
 場 所:山口県立大学講堂(桜圃会館)
 料金:前売り~一般\1,000(大学生以下\500) *当日共に\200増
 *内  容: 
  <1部>山口県立大学吹奏楽団BLAZE
   ヨーロッパ曲メドレー
  <2部>ピアノ&オーケストラ
   ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op73「皇帝」 ピアノ:徳冨信恵
<3部>コーラス&オーケストラ
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」抜粋 
   山口大学管弦楽団・防府弦楽合奏団・一般市民
    山口国際交流芸術祭合唱団
    指揮:清水宏之